心の10枚・10冊

先日、プロフィールみたいなものを書く機会があって、「心の10枚・10冊」みたいなものを選ばなきゃならなくなったんだけど、本の方はどうしても選べなくて(実際やってみて心の〜、というフレーズが苦手と気づきました。)最近読んだ10冊でお茶を濁してしまったのだけど、そこでピックアップした本の中でも、先日ここで取り上げた「魂の日本史」と岡本太郎「自分の中に毒を持て」はこれからも読み返してみたいと思う本でした。(両方とも簡易な言葉で書かれているのがいいです。社会人的には難しい本読むのはきついので)
岡本太郎に対しては「芸術は爆発だ」という言葉に代表されるようにぶっとんだおっさん、というイメージがあったんだけど、この本を読んで感じたのは太郎氏はまっとうをとことん突き詰めた故の異端なのだということ。なにか突出している人というのは、他人からは特別な事していると思われがちだけれど、じつは自身のまっとうな感覚をどれだけ貫けるかということ、あと自分を特別視しないことなのでは。僕ももうちょっと若い頃は、自分を出すことを自己表現と思いがちでしたが、逆に自分を消す事で見えてくるものも大きいとおもいます。